INTERVIEW
02
埼玉工場はいいぞ。
渡辺 拓哉
設計
埼玉工場はいいぞ。
渡辺 拓哉
設計
やるやらないは本人の意志次第ですが、埼玉工場は設計と組立が別れていないので全部できます。設計に関しても、ほぼゼロベースからお客さまにオーダーを聞いて図面をつくるので、アイデアを自由に描けます。組立だって同じです。基本はありますが、もっといい方法があればどんどん試せます。つまり営業以外のモノづくりのほぼすべての工程に関わることができるのです。私は設計職にもかかわらず、すっかり組立の面白さにはまってしまいました。自分で考えたものを自分で組み立てられるのはやっぱり嬉しいですね。また、「後輩のためにもマニュアルがあったほうがいいな」と思えば、自分の判断でつくってしまっても問題ありません。ないならつくってしまえ精神がある社員ばかりです。もちろん、自由には責任が伴いますから好き放題やっているわけではありません。お客さまに喜んでもらうための自由なモノづくり、という表現が正しいのかもしれませんね。
技術者の裁量が大きいぶん、最終的に自分で判断する場面が数多くでてきます。だからこそ、こだわりの強い人が向いていると思うんですね。こうあるべきだという判断ができますから。実際、当社で働く技術者は自分を持っている人が多いように感じます。あと、「設計って、空気が違うよね」と言われることがなぜか多いですね(笑)。私自身は、美観にこだわりがあります。「産業機械なんだからどうでもいいじゃん」って思う人もいると思いますが、それでもこだわりたいのです。たとえば金属をカットした面にバリという残骸が残るのですが、その残骸がどうしても気になってしまいます。自分がつくるものですから美しいモノがいいですし、実際に機械を操作する人の中には女性も増えてきたので、とっつきやすいデザインがいいと思うのです。また、配線やらがごちゃごちゃしていたら使いづらく、誤操作や事故を引き起こす可能性もあります。見た目にもこだわってつくった機械ですから、お客さまから「かっこいいですね」と言わたいですね。