INTERVIEW
01
つくりたい、楽がある。
柳下 佳大
組立・調整
つくりたい、楽がある。
柳下 佳大
組立・調整
産業機械の導入目的は、生産効率高くかつ正確に大量の製品をつくることです。生産効率を上げるためには機械の操作手順の削減も重要です。私が携わる「調整」は、1つの機械でいろんな加工ができるように調整する業務です。別の加工をしようとしたとき、調整箇所が20あるのと10では効率が変わってきます。簡単に調整できる機械に仕上げることで、お客さまにとても喜んでいただけるのですね。私が入社1年目に医療系の製品を製造する企業にある機械を納品したんですが、1年後、その企業から2号機もほしいという連絡をもらいました。1年目に製造したときは良いものができたなと思っていたんですが、今見ると改善できる箇所がたくさんあって。1号機と同じ仕様ではなく、もっと簡単に操作できるよう改良しました。結果、これまで30分かかっていたことが15分ほどでできるようになったんです。お客さま先に納品したとき「めっちゃ楽になってんじゃん!」と驚いてもらえたことが嬉しかったですね。楽がキライな人なんて、いませんから。
調整した機械を納品するときにお客さまに操作方法などを説明する。これも、私の業務のひとつです。ずっと機械を相手にしている仕事ではないんですね。私はモノづくりが本業の技術者ですが、だからといってお客さまにぶっきらぼうに接していいわけではありません。なにより、ただただ淡々と操作方法を説明するだけなんて私自身が面白くないんです。聞いているお客さまも眠くなって、ちゃんと操作を覚えられないかもしれません。だから、ときにはまるで革新的な機械ができたかのように、楽しく和気あいあいとした雰囲気をつくりながら説明するよう心がけています。まぁ、これって会社に言われてやっているわけではなく、僕が完全に個人的にやっていることなんですが(笑)。でも、他の社員に聞いてみると実はみんな同じような感じなんです。お客さまからは、「ナミックスと仕事をすると楽しいなぁ」と思ってほしいですし、そう思われるような技術者でありたいですね。