INTERVIEW
03
ロングセラー商品を、
アイデアひとつで。
元木 活治
(KATSUJI MOTOKI)
ヘルスケア事業部
副部長

ロングセラー商品を、
アイデアひとつで。
元木 活治
(KATSUJI MOTOKI)
ヘルスケア事業部
副部長
ミノウラ唯一のメーカー部門として、ヘルスケア商品の開発から製造、販売まで行っています。手がけるものが、実際にドラッグストアの棚に並ぶ完成品という点も、他事業部との違いです。この棚の見直しは半年に1回。そのタイミングで売上が低迷しているものは切り替えになってしまいます。そこをいかにして、他社商品に取って代わられないようにするかが勝負です。既存品のパッケージデザインを一新して、新商品感を演出したり、とにかく目立つようにしたり。それでも、限界はあります。そんなときはやはり、新商品を投入します。大企業であれば、CMを大量出稿して、棚を押さえることも可能ですが、私たちはそうはいきません。あくまで商品力で勝負します。大切なのは、想像力をめぐらせ、ニーズに応えることです。そうして生まれた商品が実際にたくさんあります。
たとえば、『足裏クッション』という商品。それまで、1箱2枚入で、両足分まとめてご提供していました。でも、片足分だけあればいいというお客様も中にはいらっしゃるのでは?もしそうなら、両足分はもったいない。ご購入をためらわれるかもしれない。」この仮説にもとづき1箱1枚入でご提供を開始したところ、予想は的中。より多くのお客様からお求めいただけるようになりました。他には、すでに定番商品としての地位を確立していた腰椎コルセット。「ある部位でうまくいった商品は、他の部位にも転用できるのでは?」と考え、企画したのが『足首サポーター』。強力なゴムバンドにより、足首をガッチリ固定。捻挫された方をはじめ、たくさんのお客様からご愛顧いただいています。こうしたアイデアの数々、いつもうまくいくわけではありません。だからこそ、狙い通り定番商品を送り出せたときの喜びは、格別なんです。