INTERVIEW
03
海外で奮闘した
エンジニア
梶山 裕次
新卒入社 2006年度
プラントテクノロジー事業部
技術部 電気設計課
海外で奮闘した
エンジニア
梶山 裕次
新卒入社 2006年度
プラントテクノロジー事業部
技術部 電気設計課
大学では光ファイバーの研究をしていました。でも自分は理論的な考え方が得意な“理系”というよりは、直感を大事にする“感覚派”。就職先を探す際にも専門領域を突き詰める仕事より、幅広くチャレンジできて面白そうな会社がいいなと思っていたんです。マツダエースを選んだのは、そんな私の希望にぴったりだったから。「お客様への提案から納品までをトータルに手がけ、アイデアを設計(デザイン)できる」と聞いていた通り、開発・設計から工場での試運転・据付まで様々な仕事を経験できるのが魅力です。私が入社した当時は、1年目から海外出張!!担当者としてマツダの中国工場へ行きました。今は1年目からいきなり海外出張なんてことはないと思いますけどね(笑)。
まずは現場で、自分たちの作っているものを知り、お客様の要望や感覚を知る。それがエンジニアとして開発・設計を行う時の大きなヒントになります。私が電気制御設計を行っているのは主にガントリーローダと呼ばれる機械間搬送装置ですが、これは簡単に言うと高速で1㎜の誤差もなく動く巨大なクレーンゲームのクレーンみたいなもので、工場での実際の動きがわかっていないと設計できません。生産ラインによって特有の動きがあるため、どんな動きをさせるのが最適か考えながら設計するんです。

これまでに特に印象に残っている仕事は、入社9年目にマツダ関連のメキシコ工場へ行った時のこと。ガントリーローダ9台、簡易ローダ2台、コンベア10台の試運転から据付を行うにあたり、5月から8月までの約4ヵ月間メキシコに滞在しました。工事は順調に進んでいましたが、いよいよ最終調整ってときに想定外のエラーが発生!!工場の本格稼働が間近だったので正直あせりました。でも「自分がやるしかない!」という責任感でプレッシャーを跳ね除け、何度もtrial and errorを繰り返してエラーを分析、原因を突き止め対処する事に成功しました。お客様にも満足していただくことができ、今まで仕事してきた中で1番の達成感を得る事ができましたよ。そのときの教訓「現場では何が起こるか分からない、諦めることなく困難を乗り越える責任感を持つことが大切」を今でも後輩に話したりします。
色々な困難はありますが、私は今の仕事が好きです。自分で設計し、現地で自分の思い通りな動きか確認でき、それでお客様に満足してもらえる、これが電気設計の醍醐味だと思います。近年はロボット化やIoTといった最新技術も導入されていますし、私はこれからも最新技術を設計に取り入れマツダエースの商品と共にステップアップしていきたいです。
