INTERVIEW
01
日常生活を助ける介護を
希望を叶える介護に。
福祉用具専門相談員 須田優大
7年目
かくの木用品館
日常生活を助ける介護を
希望を叶える介護に。
福祉用具専門相談員 須田優大
7年目
かくの木用品館
もしも福祉用具があったなら、
もっと快適に暮らせる人がいる。
生活者の日常生活に貢献できるサービスを求めて就職活動をしており、当初はインフラ関連の会社なども見ていました。しかし、出来れば生まれ育った新座市で働きたいという思いもあって、かくの木を見つけました。そこで、要介護者の方に適切な福祉用品を提供する福祉用具専門相談員という仕事を知り、自分の祖母のことを思い出したんです。祖母は要介護状態のとき、在宅生活希望だったのですが、自宅での介護は難しいと判断されて施設に入所することになりました。もしあの時、介護ベッドがあれば、自宅に手すりがつけられれば、祖母は自宅で過ごせたのかもしれない。私のようにもどかしい思いをする人を少しでも減らしたいという気持ちが「『やっぱり家で』を叶えたい」というかくの木の理念と一致していると思い、入社を決意しました。
ご利用者さまの生活にあった
最善の提案をしたい。
入社後は介護用品を取り扱うかくの木用品館に配属となり、福祉用具専門相談員として働いています。福祉用具専門相談員は、ケアマネジャーが作成するケアプランの一角を担っているんです。そのため、多くの場合はご利用者さまとはケアマネジャーを介して出会います。事前にヒアリングした情報をもとに選定した用具をご利用者さまのご自宅にお持ちします。そのままお持ちした用具を使用されることもありますが、お宅で改めてご利用者さまの身体状況や心情、ご家族やご住居の状況などを確認すると、再検討が必要になる場合もあります。福祉用具は便利に使えばご利用者さまの生活を大きく改善しますが、選び方を間違えると、かえって邪魔になってしまったり、ご利用者さまの気持ちに悪影響を及ぼすこともあります。安全であることは大前提として、他にも考えるべき要素、クリアするべき条件はとても多い。でも、自身の提案がご利用者さまの生活改善に直結するということは、大きなやりがいでもあります。
車いすから歩行器へ。
もっと希望を叶えるお手伝いを。
以前、車いすをご利用されている方のリハビリに携わったことがあります。ケアマネジャーなど他職種の方と連携して状況を伺い、リハビリが順調なときは次段階に向けた用具を、反対に調子が悪くなられたときはフォローできる用具を適宜ご提案。実際にいくつかお持ちしてご利用いただき、様子を見てさらに適切なものを選定するというやり取りを繰り返しました。結果、その方は1年で歩行器での移動が可能になったんです。当然、ケアマネジャーやご家族、ご利用者さまの努力あってのことですが、入社一年目の新人である私でもお役に立てたことは大きな喜びでしたね。ご利用者さまの変化が目に見えて、感謝してもらえるという、この仕事のやりがいを実感しました。まだまだ経験不足だと感じることも多いですが、根気強く、ご利用者さまのために何ができるかを考えていきたい。いつか、多くの方から「困ったときはあの人に相談してみよう」と思ってもらえる福祉用具専門相談員になることが目標です。